ep01イントロダクション 【New Normal時代がやってくる】
日本は今、アフターコロナ・ポストコロナと今までに無かったような経験をしている。
あの騒ぎはなんだったのだろうか?
僕はニューヨーク、特にブルックリンが好きだ。
時間がある時は友達を訪ねて話をしたり、美術館をいくつも廻ったり、そしてメインは大好きなジョンレノンを偲んでニューヨークに行く。
ここ数年そこに住む、日本人のアーチストや飲食店オーナーたちから送られてくる最近のメールだとニューヨークでは今、New Normal(ニューノーマル)というキーワードが話題になっているという。
New Normalって何?と友達に聞くと
「もう、昔の生活には戻れない。新しい常識を自分たちで創らなくてはいけない。悪いのは新型コロナだけど、変わらなくてはいけないのは私たち自身だ」
新しい常識を作らなくてはいけない時代になったとニューヨークの友達は語った。
日本も同じだ。
きっとこれから日本の賃貸市場も変化していく時代になるだろう。
変化をチャンスに出来るかは自分自身だ。それぞれの智慧だ。
この新型コロナウイルスをテーマにしたコラムは改めてたっぷり時間をかけて紹介することにする。
リサーチの重要性
リサーチのイメージ
昨今アパートメントについてネットで調べると、
駅から10分以内
築年数5年以下
2階以上
トイレ・洗面・風呂別
クーラー付き
などなど、
こういう検索チェックbox戦争の中で、そのアパートメントは、
いったい何年生き続けられるのか?生き残れるのか?長生き出来るのか?
そう、もう誰でも分かっていること、この土俵で戦ってはいけない事を…
だから差別化…
どの本を読んでも、どのセミナーに行ってもこのテーマは非常に多いが、残念ながら具体案が少ない。
あとはあなた方次第です…みたいな終わり方だ。
それでは、具体的にこれに勝つ方法を伝授しよう。
誰に住んでもらい
どんな生活をして喜んでもらいたいか
このことをちゃんと考えた物件が作品と呼ばれるのだ。
単身タイプに力を入れている会社は単身をプレゼンし、ファミリータイプに力を入れている会社もそればかりプレゼンする。
駅からは遠いと事業にならない、家賃保証出来ないなどという世界からは早く脱出しよう。
ポストコロナの時代は住む場所の定規(基準)も変わってくるのだ。
駅から遠くても、インターが近く大型ショッピングモールなどがあれば、ガレージハウスや大型ショッピングモールの社員が住むような間取りを提案し、また、インバウンドは難しくなったが出張や工場の定期点検作業員用のビジネスホテルなどは提案できると思う。
だから、世界でたったひとつしかない「あなたの土地をリサーチ」して、人から説得されるのではなく、自分で納得するのが失敗しない土地活用の第一歩となるコトは言うまでもない。
家賃は住んでくれる入居者の満足度の対価として支払われるものだ。
そのことを勘違いすると、家賃下落競争に巻き込まれて賃貸経営オペレーションの舵取りが出来なくなる。
例えば、新築アパートメントでも事業再生リノベーションでも一番最初に行なうプロセスは
市場環境リサーチとなる。
市場環境リサーチを行う事で、8つのキーワードを読み取る事ができるようになる。
①家賃・管理費設定
②ターゲット(ペルソナ)設定
③コンテンツと間取りの設定
④タイムスケジュール設定
⑤リーシング設定
⑥キーマン設定
⑦ライバル比較
⑧オペレーション構築
すなわち、あなたの所有している土地の未来が分かるようになるのだ。
いまだに、日本のどこに行ってもスタンプで押したようなデザインや間取りはそろそろ、そこに住みたいと言う入居者が居なくなっていく時代に入ると思う。
やはり、商売の原点、消費者から笑顔でお金を払って頂くというコトを考えたら、自分の土地をしっかり市場環境リサーチし、誰に住んでもらってどんな生活を喜んでもらうか…をしっかり考えたい。
この市場環境リサーチは4つのサマリーから成り立っている
【4つのサマリー】
マーケット情報サマリー
周辺情報サマリー
統計情報サマリー
ハザード情報サマリー
そして、この4つのサマリーのそれぞれに、5つのポイントがある
市場環境リサーチと4つのサマリーの説明
賃貸経営という大海原に漕ぎ出す前に必要なしっかりとした海図を創っていくことが成功大家になる為のはじめの一歩だ。
そのような事をこの中級編では新築アパートメントを題材にプロセスとチェック項目を書き綴っていこうと思っている。
最後まで読んで頂ければ幸いです。
すべての夢と微笑みをカタチに
出逢えたコトに感謝して
笑顔同封石川龍明(横濱Dragon)
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